• 2025.02.28
  • ジャンフランコ・ザッペティーニ 個展

STANDING PINE 東京は、3月15日(土)より、イタリア人画家 ジャンフランコ・ザッペティーニの個展を開催いたします。本展は、東京で初めてのザッペティーニの個展となります。

1939年、イタリア・ジェノヴァに生まれたザッペティーニは、現在、2003年に自身の財団を設立したキアーヴァリを拠点に制作を続けています。彼は、戦後イタリア美術を代表するムーブメントのひとつ「Pittura Analitica(Analytic Painting)」を牽引したアーティストのひとりであり、その活動はアメリカのミニマリズムやヨーロッパの様々な抽象芸術の流れと共鳴しつつも、独自の方法論を展開しました。

ザッペティーニは、Pittura Analitica の潮流の中で発展させた「Tele Sovrapposte」や「Superficie Analitica」といったシリーズで知られ、約60年に及ぶ創作活動の中で、絵画の物質性やプロセスを探求しながら、根本的な構造や概念を問い続けています。その作品は、Westfälischer Kunstverein(ミュンスター、ドイツ)、Paris Museum of Modern Art(パリ、フランス)、Museo della Permanente(ミラノ、イタリア)、Museum of Contemporary Art of Villa Croce(ジェノヴァ、イタリア)、Vasarely Museum(ペーチ、ハンガリー)などの美術館で展示され、国際的に高い評価を得ています。また、1977年には国際美術展「documenta 6(カッセル、ドイツ)」にPittura Analiticaの主要メンバーとして参加し、近年では、ルチオ・フォンタナの「空間概念」との関係性が改めて注目されています。

本展では、1970年代の貴重な初期作品「Tele Sovrapposte」シリーズや「Superficie Analitica」シリーズをはじめ、近年取り組んでいる、赤や青など多彩な色彩を取り入れた「La trama e l'ordito(The Weft and the Warp)」を展示いたします。

会期 : 3月15日(土) - 4月5日(土)
開廊時間 : 12:00 - 18:00 (火-土)  ※日月祝休廊
オープニングレセプション3月15日(土) 17:00 – 19:00

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