STANDING PINEは、6月15日(土)よりイタリア人画家ジャンフランコ・ザッペティーニの日本初となる個展を開催いたします。
ザッペティーニは、1939年イタリアのジェノヴァで生まれ、現在は2003年にザッペティーニ財団を設立した地、キアーヴァリにて活動しています。ザッペティーニは、イタリア戦後美術を代表するムーブメント「Pittura Analitica(Analytic Painting)」のアーティストの一人であり、その活動はアメリカのミニマリズムやヨーロッパの様々な抽象芸術ムーブメントと密接に関わっています。
ザッペティーニは、「white」や「superimposed canvasses」と呼ばれる、キャンバス全体に広がる黒い下地の上に白いアクリル絵の具を何層にも重ねて描き加える抽象絵画で知られ、その40年以上に及ぶ活動の中で絵画の規律を再定義しています。その作品は、Westfälischer Kunstverein(ミュンスター, ドイツ)、Paris Museum of Modern Art(パリ, フランス)、Museo della Permanente(ミラノ, イタリア)、Museum of Contemporary Art of Villa Croce(ジェノヴァ, イタリア)、Vasarely Museum(ペーチ, ハンガリー)などの美術館にて数多くの個展、グループ展に参加し、国際的に高い評価を得ています。1977年には、ドイツのカッセルにて行われる国際展「documenta 6」にも招待されています。
本展では、1970年代の貴重な初期作品「Superficie acrilica(Acrylic Surface)」を始め、近年取り組んでいる赤や青などの様々な色を取り入れた「La trama e l'ordito(The Weft and the Warp)」を展示いたします。https://standingpine.jp/exhibitions/12